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日々食べ物のお話

砥部焼を買いに行こう

私のふるさとの松山には『砥部焼』という磁器があります。

ご存知の方も多いと思いますが、うどん鉢に藍色の唐草模様の図柄が入ったてっぷりしたお鉢を見た事は無いでしょうか。

私の好きな窯元は 梅山窯という窯元で、そこの図柄がずっと好きで。

白地に藍色の手書きの線が唐草、太陽、なずな、赤線三つ葉、呉須赤菊などの図柄となって描かれています。

お嫁入りの道具にと母が持たせてくれたもので、すでに何十年と立っているのに、いまだ割れずにあるものもたくさんあって、阪神淡路大震災がなければもっとたくさん残っていたと思います。

丈夫で長持ち。庶民の生活の為の器だと思います。

普段の食器はもちろん、教室の茶器にも使っています。

砥部焼のいいところは、図柄が決まっているので、コーヒーカップのセットの皿とカップを同じ柄の別のカップを持ってきても違和感がないこと。

お皿には段差がないのでコーヒーカップの受け皿を取り皿に変えることもできます。

 長崎県波佐見焼愛媛県砥部焼大阪府の古曽部焼などの椀を『くらわんか碗(くらわんかわん)』と言います。江戸時代の磁器製の普段使いの庶民の雑器のことで、最近この形の碗を無印良品でも見かけました。

ご飯、汁物、お酒なんでも入れてしまえる碗です。

松山にお寄りの際はぜひ窯元へ。

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                                                 今回買ってきた食器です。