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日々食べ物のお話

果物の全てを使う無添加寒天ゼリー  

 

 

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林檎(紅玉)

夏蜜柑と姫マドンナ

 

 

寒天ゼリーです

本来はグラニュー糖をまぶさない様くっつかない様に作りたかったけど

季節がすすんで梅雨に入ってしまい

常温乾燥が出来ないので

ラニュー糖をまぶしています。

 

 

パート・ド・フリュイと言う

フランスのゼリーをご存知でしょうか

フルーツジュースをペクチンと酸で固めて砂糖をまぶして作るペクチンゼリーです。

 

和菓子の琥珀糖は

寒天を煮溶かし、お砂糖と色素を加えて固め、乾燥させたものです。

サリサリの砂糖をまとって色素で色々アレンジできる和菓子で栄えるやつです。

 

この2つのゼリーは

大量のお砂糖を使います。

パート・ド・フリュイはフルーツの重量を超える量です。

もちろん琥珀糖は水よりグラニュー糖の方が多いです

レシピや砂糖の量を見るたび

うーむ😵砂糖こんなに使うの?

 

で作ったのが

こちら。

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フルーツに砂糖(グラニュー糖はフルーツ重量の半分以下)をまぶして脱水をすると

フルーツのジュース(フルーツシロップ)が出てきます。

そのジュースを加熱して

フルーツの持つペクチンと戻した寒天を溶かして固め

乾燥させたゼリーがこちら。

パートドフリュイと琥珀糖の合わせ技?

的な作り方です。

添加物も一切使わず

フルーツの味や色も残り自然な甘さ。

 

手間がかかりますが

果物の恵を全て使い尽くす

そんなお菓子です。

果物のペクチン量や甘さなどはその時々なので

かなりの試作データが必要

量産化は難しいかな。

 

残ったフルーツはドライフルーツにしたり

林檎は皮と芯からシロップを作ります。

果物の加工で出てくる副産物だけに

なんとかレシピ化したいところです

 

 

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3月に作った苺ゼリーです。

美しい赤色で味は苺そのもの🍓です。

ツヤツヤしていますが手で触っても

くっつかないほど乾燥しています。

3月ならまだ常温乾燥が出来ます。

 

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和菓子には水飴と寒天でつくる柔らかい飴があります

長野に『みすず飴』という銘菓があって

自然の果物の果汁を加えてオブラートに包んだお菓子

ご存知の方もいらっしゃるかも〜

時々食べたくなるのは私だけでしょうか

 

 

m-dish99.hatenablog.jp

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